子供、小児のヘモグロビン値の数値は?乳幼児から小学生・中学生まで

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子供、小児のヘモグロビン値の数値は?乳幼児から小学生・中学生まで

こども

子供にとっても貧血は無縁ではありません。
まだ小さな赤ちゃんや、小学生・中学生の子供にとっても、ヘモグロビン値は重要な値なんです。
子供や小児、乳幼児のヘモグロビン値についてご説明しましょう。

 

乳幼児のヘモグロビン値

新生児のヘモグロビン値は、母体から栄養をもらっているため高い値を示す事が多いんですが、その後、成長と共にその値は減少し、1歳前後になると一度数値は11.0g/dL程度にまで減少します。
そして、その後再び増加するんですが、その頃に貧血になる事があるんです。
生後7〜8か月あたりからは離乳食を食べる事も増えてきますが、その時期はまだ鉄の多い離乳食をたくさん食べる事は出来ません。
母乳の中には鉄が含まれていますが、それを摂ることが減ると、鉄が不足しやすくなるんです。
乳幼児の貧血は症状がはっきりしていないため、小児科医ですら見逃すことが多いです。

 

思春期は貧血になりやすい

乳幼児期に続いて、思春期も貧血になりやすい時期です。
体が大きく成長する時期ですから、血液もそれに伴って増やさなくてはなりません。
血液を増やすには、タンパク質や鉄分を多く摂取しなければ貧血になってしまいます。
また、女子の場合は月経も始めり、出血によって鉄分を失ってしまいますから、より一層鉄を摂取しなくてはいけないんです。
ですが、思春期には体型を気にするあまり不適切なダイエットをしてしまうお子さんもおられます。
そのため、思春期の子供は貧血になりやすいとも言われています。
思春期の子供は、12.0g/dL以上、15歳以上の男子は13g/dL異常が基準ですから、ヘモグロビン値にも注意してください。

 

スポーツ貧血の可能性も

バスケットボール

 

部活動などで激しい運動をするようになると、スポーツ貧血になってしまう子どももおられます。
長距離走や剣道、バスケットボール、バレーボールなどの運動は、足の裏に何度も強い衝撃が加えられるため、足の裏を流れる赤血球が破壊されてしまうんです。
鉄分不足でもないのに貧血の症状があれば、スポーツ貧血を疑ってみた方がいいでしょう。

 

症状

子供が貧血になると、どのような症状があるのか?

 

貧血と聞くと、大人の女性がなる病気だというイメージが強いですが、最近子供の貧血が増えてきています。しかも子供は自分でなかなか症状を訴えることができないため、大人が気付くまで貧血であることが分からない、というのも貧血を進行させる原因の一つでもあります。
貧血とは、一言でいうと血液の中にある酸素を運ぶための赤血球が足りなくなっていること。カラダの中に十分な酸素がいきわたっていないので、様々な症状を引き起こします。
そこで、子供が貧血になるとどのような症状が出てくるのかを詳しく見てみましょう。

 

1、顔色や手のひらの色が青白い

赤血球とは読んで字のごとく、赤い色をしています。血が赤く見えるのもこの赤血球があるから。血液はカラダじゅうをめぐっているので、赤血球が少なくなっていると当然顔の色が青白くなってきます。それで顔や手の色が青白く見えるようになるのです。

2、落ち着きがない、苛立ちがみられる、すぐ怒る

脳に十分な栄養が行き届いていないため、感情の起伏が激しくなってしまいます。集中力が続かなかったり、イライラしてすぐに怒り出したりしやすくなってしまいます。

3、氷やゴミを食べようとする

これは、異食と言って大人の貧血の人でも良く見受けられる症状です。貧血が進むと氷などの堅いものをボリボリとかじりたいという欲求が生まれてきます。

4、運動が続かない

カラダに酸素が十分に行き届いていないので、運動をしてもすぐに息切れを起こしたり、疲れたりしてしまいます。子供でもすぐに遊びや運動をやめたがるようでは、それは決してさぼりたいというわけではないのかも。

5、目の下にクマがある

酸素が欠乏すると比較的早い段階で出てくるのがこの目の下のクマ。睡眠は十分にとれているはずなのに目の下に黒いクマができているようなら、貧血を疑ってもいいかもしれません。

6、頭痛

貧血になると脳か酸欠状態になるため、頭が痛くなります。熱もないのに頭が痛いと訴えるようなら、貧血の可能性があります。

7、食欲不振

脳が酸欠状態になる貧血は、カラダの様々な指令をうまく出すことができません。そのうちの一つが食欲不振。また、消化器官も栄養不足でうまく働いていないため、実際には空腹であったとしてもおなかが空いたという神経伝達をしなくなってしまうのです。

8、舌炎・口角炎

血液中の栄養や酸素が足りなくなってしまうことで免疫力が下がり、粘膜に炎症を起こしてしまうのです。

9、まぶたの裏が白い

通常、まぶたの裏は血液の色が透けて見えるので赤く見えるのですが、貧血になるとこの血液の赤色が足りなくなってしまうので、まぶたの裏が白くなってしまいます。

 

貧血が悪化する・長期間貧血のままでいると、更にどのような症状がでるのか?

更に貧血が進んでしまうと爪が反り返るスポーン爪、粘膜委縮による嚥下障害、味覚がおかしくなる、味を感じないなどの味覚障害、身長・体重がうまく増えない発達障害、うまくものを覚えられない、勉強したことを認知できないできない学習障害を引き起こすおそれもあります。

 

新生児

生まれたばかりの赤ちゃんにはお母さんからもらった鉄分をカラダの中、肝臓などにに蓄えて生まれてきます(貯蔵鉄と言います)。
新生児が持つこの貯蔵鉄は、生まれてから6か月分くらいはあるといわれています。

 

そんな新生児が貧血になる原因は、出産時にお母さんが貧血であること、低出生体重児の二つが考えられます。
また、まれにですが新生児メレナという病気もあって、生まれたときにビタミンKが不足しているため、生後24時間〜5日頃血を吐いたり血液の混じった便を出す赤ちゃんがいます。

 

最近ではビタミンKのシロップを内服しこの新生児メレナの予防対策を打っていますので、これを発症する新生児は少なくなってきています。
ちなみに、新生児に必要なヘモグロビンの値は平均して12.5g/dl。11g/dlを下回ると貧血と診断されます

 

乳幼児

乳幼児が貧血になる理由としては次の原因が考えられます。

 

そもそもの食事量が少ない

  1. 食事の中に含まれている鉄分が足りていない
  2. 好き嫌いが激しい
  3. 急激に発育するため、栄養素が成長に追い付いていない
  4. 離乳食がうまくいっていない
  5. 牛乳貧血(後述します)

 

いずれにしても、このころから食事の偏りが貧血の原因となってきます。このころの子供は当然ですがまだ自己管理ができないため、食事のバランスなどお母さんが気を付けてあげることが大切です。
ちなみに、乳幼児に必要なヘモグロビンの値は平均して12.5g/dl。11g/dlを下回ると貧血と診断されます

 

思春期

思春期は心も体も大きく成長する時期。
全身に酸素や栄養分を送り届けるために、今まで以上に血液を多く増やさなければなりません。

 

ですが、このころから他人や自分の体形を意識し始めるので、よりきれいになりたいと願うことで成長中であるにも関わらず、無理なダイエットなどで栄養が不足してしまい貧血を引き起こすなんてこともあります。
また、このころから女子には生理が始まります。生理による貧血もこのころから出始めてきます。

 

さらに、勉強や自分の趣味に高じる時間が長くなり、睡眠不足や偏食が続くことで起こる貧血も考えられます。
慢性的な貧血は、疲労感、動悸、息切れ、集中力や学力の低下も招きます。

 

思春期を境に成績が伸び悩んでいるなんてお子様がいたら、一度貧血を疑ってみてもいいかもしれません。

 

とにかく、この時期はバランスの良い食事をしている子供でさえも鉄分が不足してしまうくらい栄養素が必要な時期。
食事には特に気を遣って足りない分はサプリメントなどで補いながらしっかりと鉄分を摂ることが不可欠と言えます。

 

ちなみに、思春期に必要なヘモグロビンの値は男性:14g/dlで12.5g/dlを下回ると貧血と診断されます。女性は13.5g/dlで12g/dlを下回ると貧血と診断されます。

 

子供は要注意!?「牛乳貧血」って何?

子供の成長のために必要不可欠なたんぱく質・カルシウムがたっぷりとれる牛乳。
ですがこの牛乳の飲みすぎが原因で貧血症状が起こるって知っていました?

 

牛乳を飲むと大量のカルシウムを摂取します。

 

ですが、カルシウムの摂りすぎにより鉄分や亜鉛などの摂取が阻害されてしまうのです。
これで牛乳貧血が起こるのです。

 

特に、6か月未満の赤ちゃんは、お母さんからもらう母乳の中には鉄分があまり含まれていないため、生まれたときにお母さんからもらった鉄分を体に貯蔵して、それを授乳期に少しずつ使うことで鉄分を補っていきます。

 

また、生後6か月くらいから免疫力が低下するため感染症にかかりやすく、免疫細胞が鉄を必要とするため大量の鉄分を消費します。
となると赤ちゃんは鉄分が不足することが多くなるのです。

 

そこに牛乳をたくさん与えてしまうと鉄分の吸収を阻害されてしまうため、さらに貧血を起こしやすくなります。
とはいえ、牛乳は子供の成長に必要なカルシウムやたんぱく質が豊富。
ですので与えすぎだけ注意すれば大丈夫でしょう。

 

赤ちゃんを牛乳貧血から守るためには、

  1. 1歳まではなるべく牛乳は飲ませない
  2. 母乳で育てている赤ちゃんでも、6か月頃からは少しずつ離乳食に切り替え、その際に鉄分が豊富な食材を与える
  3. 1歳を過ぎた子供でも、一日に与える牛乳の量は400ml(コップ2杯分ほど)にとどめるようにする

などちょっとしたことで予防ができます。

 

ヘモグロビンの数値を戻す方法は?

子供がもし貧血になってしまった場合、もしくはその可能性が考えられる場合は決して放置せずに鉄分不足解消のために改善策をとる必要があります。

1、食事療法

一日に摂取しておきたい鉄分量は乳児期の子供が3.5~4.5mg、幼児期の子供が3.5~5mg、思春期なると男子は8.5r〜11.5mg、女子は7r〜10rといわれています。
鉄分不足を解消するにはなんといっても日ごろの食事が大切です。ですが鉄分の中には体内に吸収されやすい「ヘム鉄」と吸収されにくい「非ヘム鉄」の二種類があります。鉄分不足を解消するためには吸収効率のよいヘム鉄が豊富に含まれている食材を使った料理をすることをお勧めします。

 

2.サプリメントで鉄分補給

先ほど挙げましたヘム鉄の食事ですが、なかなか子供に毎日必要な鉄分量を与えるのは難しいですよね。

 

そこで手軽に鉄分を補給できるのがサプリメント。
子供にサプリメントって大丈夫なのかな、と心配する人もいると思いますが、サプリメントはお薬ではなく健康補助食品。食べ物と一緒なのです。
気になるようならドラッグストアの薬剤師さんなどに相談してみるのもいいかもしれません。

 

サプリメントのメリットはお手軽に必要な鉄分量を補給できることと、鉄分と一緒に摂っておきたい他の栄養素がしっかり含まれていることです。
毎日鉄分量を気にして料理をするほうも大変ですよね。

 

なので基本は食事からしっかり鉄分を摂る、足りないときはサプリメントで補給という風に使い分けるのがおすすめですね。